訪問入浴介護の概要
サービス内容や利用条件、料金などについて。
訪問入浴介護とは
訪問入浴介護は、看護職員(看護師・准看護師)や介護職員が利用者の自宅を訪問し、持参した浴槽で入浴介護を行うサービスです。
※要介護者向けのサービスは「訪問入浴介護」、要支援者向けのサービスは「介護予防訪問入浴介護」といいます。(以下、この2つを合わせて「訪問入浴介護」と表記します)
サービスの対象者
訪問入浴介護のサービスは、「要支援1・2」または「要介護1~5」の認定を受けた人が対象となります。
要支援者については、「自宅に浴室がない」「感染症などのために施設の浴室を使えない」などの特別な事情がある場合に限り、サービスの利用が可能となります。
訪問スタッフ
訪問入浴介護のスタッフは、「訪問入浴介護事業所」から派遣されてきます。
スタッフの種類:「看護職員(看護師・准看護師)」「介護職員(介護福祉士・訪問介護員・他)」
要介護者の場合は、基本「看護職員×1、介護職員×2」の計3名によって入浴介護が行われますが、主治医が問題ないと判断した場合には、介護職員3名によって行われることがあります。
要支援者の場合は、基本「看護職員×1、介護職員×1」の計2名によって入浴介護が行われますが、主治医が問題ないと判断した場合には、介護職員2名によって行われることがあります。
※職員の組み合わせにより料金が変わります。
訪問入浴介護のサービス内容
訪問入浴介護では、次のサービスを受けることができます。
- サービス内容
-
- 健康状態の確認
- 全身浴、部分浴、清拭(せいしき:身体を拭くこと)のうちいずれかの介助
- 移動、着替えの介助
入浴前に本人の健康状態を確認し、その日の体調に合わせた入浴介護が行われます。(全身浴が難しい場合は、部分浴または清拭を行います)
サービスの所要時間は、全体を通して45~50分くらいで行われることが多いようです。
自己負担額の目安
訪問入浴介護の1回あたりの基本料金は次のようになります。(看護職員が含まれる場合の金額です)
要支援者の基本料金
「要支援1・2」の認定を受けている人の料金です。
サービス内容[上段] | 自己負担額(1回)[下段] |
---|---|
全身浴 | 852円 |
部分浴または清拭 | 767円 |
要介護者の基本料金
「要介護1~5」の認定を受けている人の料金です。
サービス内容[上段] | 自己負担額(1回)[下段] |
---|---|
全身浴 | 1,260円 |
部分浴または清拭 | 1,134円 |
共通事項
介護職員のみで実施される場合はもう少し安くなります。
訪問入浴介護を必要とする理由
どのような時に訪問入浴介護が必要となるのか、その理由を調べてみました。